この記事は2021年7月18日(日)小倉競馬場11Rで開催されるG3中京記念のデータ傾向を読み解いている。
スタート後、1コーナーまでの距離は300メートル弱と短め。先行争いが激しくなるケースもあるが、決勝線から2コーナー入り口にかけては上り坂のため、ここでペースが落ちることが多い。2コーナーから向正面、3コーナーから4コーナーにかけて下り、直線は平坦。前半に無理せず好位置を取れる馬か、インコースで脚をためる競馬のできる馬が好走しやすい。
前走の着順別成績(過去9年)
前走の着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 3-1-5-11 | 15.0% | 20.0% | 45.0% |
2着~5着 | 2-3-2-43 | 4.0% | 10.0% | 14.0% |
6着以下 | 4-5-2-65 | 5.3% | 11.8% | 14.5% |
前走が6着以下だった馬の、前走別成績(過去9年)
前走 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
GⅠ | 2-1-0-15 | 11.1% | 16.7% | 16.7% |
GⅡ | 1-1-1-6 | 11.1% | 22.2% | 33.3% |
GⅢ | 0-0-1-21 | 0% | 0% | 4.5% |
オープン特別 | 1-3-0-23 | 3.7% | 14.8% | 14.8% |
小倉・芝1800メートルコースの枠番別成績(2011年7月から2021年6月)
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 50-49-47-419 | 8.8% | 17.5% | 25.8% |
2枠 | 57-38-49-464 | 9.4% | 15.6% | 23.7% |
3枠 | 38-42-37-518 | 6.0% | 12.6% | 18.4% |
4枠 | 40-48-45-527 | 6.1% | 13.3% | 20.2% |
5枠 | 58-53-45-532 | 8.4% | 16.1% | 22.7% |
6枠 | 38-63-56-557 | 5.3% | 14.1% | 22.0% |
7枠 | 49-45-48-595 | 6.6% | 12.8% | 19.3% |
8枠 | 51-43-54-600 | 6.8% | 12.6% | 19.8% |
過去9年の中京記念では前走1着馬の好走が目立っている。なかでも前走でオープン特別を勝利していた馬は〔3・1・4・3〕の好成績だ。意外に不振なのは前走が2着から5着だった馬
前走で6着以下に負けていた馬の巻き返しがみられるのもハンデ重賞・中京記念の特徴だ。2020年メイケイダイハード(前走11着)、2019年グルーヴィット(前走10着)と、前走で10着以下に敗れていた馬がここ2年連続で優勝している。
今年の中京記念が行なわれる小倉・芝1800メートルコースは、スタートから1コーナーまでの距離が短い(約270メートル)。そのため、内枠に入った馬が距離ロスのないレースをしやすく、データを見ても内寄りの枠の3着内率がやや高く出ている。
コメント